こんにちは。イラストレーターの茅根です。
最近ウェブ上でアップしているイラストはウォーターマークを付けるようにしています。
ウォーターマークとは「透かし」という意味で、
画像の上に薄く「ⓒXXXX〜」のような文字やロゴなどマークを入れているものを見たことはありませんか?
上のような画像のような感じで入れているものです。これがウォーターマークです。
これをつけることによって、インターネット上で画像を無断で盗用されるのを抑制する効果があります。
自分のイラスト画像が、他のWEBサイトで勝手に使われていた
前からウォーターマークのことは知っていたのですが、付けるのが面倒なのと、
せっかく描いたイラストの上に文字を置くのに抵抗があって、以前はつけていませんでした。
でも2年くらい前に、とあるWEBサイトに私のイラストが勝手に使われているのを発見!
しかも30点近く…。少し色味まで変えてありました。
見つけたのはたまたまで、あるイラアストレーターさんがイラストを盗用された話を聞いて、
自分はどうだろう?と思ってグーグルで自分のイラストを画像検索したら、その盗用サイトを発見しました。
「なんだこりゃー!!!!!!!」とパニックになったのですが、
弁護士さんにお願いして対応していただき、今はそのサイトは削除されています。
(ちなみにまだ対応継続中… )
パクられたイラスト画像は、このHPからとったものだと思います。
スクリーンショットなどで簡単に画像をコピーできてしまうので、ありえないことではないのですが
まさかこんなに大々的にパクられるとは…。
この一件があってから、ネットにあげるものにはしっかりウォーターマークをつけることにしました。
イラスト画像盗用を防ぐために ウォーターマークの入れ方
ウォーターマークを入れることによって、その画像の著作者が誰であるのかアピールできるのと、
透かしの文字や柄が入っているので、画像としてそのまま使うことが難しくなるので
勝手に画像を使われるのを、ある程度防止することができます。
「ある程度」と言ったのは、Photoshopなど画像編集ソフトでウォーターマークを消すことができるからです。
それでも消すのには手間がかかりますし、技術もいるので盗用防止に効果があると思います。
ウォーターマークを入れる他に、あまり高解像度の綺麗な画像はアップしないことも重要だと思います。
ウォーターマークは、著作権者の名前(会社名)や、ロゴなど「誰のものか」がわかるようなものを入れます。
私の場合はPhotoshopで、なるべくマークがが消しにくいようにイラストの中央に大きめに、
白文字にドロップシャドウをつけて入れています。
今はPhotoshopがなくても、画像に文字を入れることができるアプリもあるみたいなので
Photoshopがない人は調べてみてください。
盗用されたあとの対応が大変なので、できる限り対策をしよう
私がイラストを盗用された時、そのサイトの運営者もわからず、
連絡先を探ったりやりとりするのもすごい労力になると思ったので、著作権に詳しい弁護士さんに対応をお願いすることにしました。
手間は減ったのですが、裁判費用などでお金がたくさんかかってしまい大変だったのと
「勝手に使われた!っ」ていう残念で悔しい気持ちで、精神衛生上良くないので
ネットにアップするイラストはウォーターマークをつけるなど、できる限り対策をとるのをお勧めします!